俺的『学び合い』まとめ①
こんにちは!ディーンです!
始業式を前にバタバタと忙しい毎日を過ごしています。
さて、今日は久々に勉強アカウントらしく勉強したことを。
通称 二重かっこの『学び合い』
ツイッターやSNSなどでもよく目にする機会がある『学び合い』ですが、恥ずかしながら自分はよく知りませんでした(.. )
そこで春休みの間に勉強しよう!と思い、、
ドン!!
この5冊を購入しました。
ぼんやりとですが
『学び合い』とはなんぞや
がつかめてきたので
自分なりのまとめを書いていきます。
学び合いと『学び合い』の違い
一言で言えば
- 学び合い〜学習方法、活動の一種
- 『学び合い』〜心構え、教育観
です。
主体的、対話的で深い学び
や
アクティブラーニング
のように、教師主導型ではなく子どもたちの対話や活動を中心に据えた授業づくりが重要視される中、子どもたちどうしで教え合う学び合いの姿も研究授業などで見られるようになりました。
こうした
- 教師の発問
- →自分で考える
- →グループ学習(教えあい)
- →教師によるまとめ
のような授業は、学習活動の一つとして「学び合い」が入っており、対話を通した学びを目標にしています。
『学び合い』は違います。
『学び合い』の基本は
「1人も見捨てない」という教育観、理念です。
そのため、授業はもちろん
普段の学校生活や子どもたちどうしのトラブルの際にも
「1人も見捨てない」
という姿勢を教師自身が示すことが大切になってきます。
『学び合い』の授業とは
「1人も見捨てない」ためにどのような授業をすればいいのでしょうか。
良い発問をする?
個別指導や机間支援を頑張る?
多くの授業研究はこうした
教師の動き
を中心に進められていきます。
しかし、実際の授業の中で、
30人なら30人が全員理解した!
と言える授業はどれだけあるでしょうか。
授業時間45分をクラスの人数で割ってみてください。
導入や振り返りなどの時間を除けば、
1人1分でも個別の時間が取れれば良い方です。
そしてその1分で満足のいく指導ができるのか。
考案者の西川氏も高校教師として子どもと向き合う中で、こうした悩みにぶち当たったそうです。
資質・能力を最大限に引き出す! 『学び合い』の手引き ルーツ&考え方編
- 作者: 西川純
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2016/08/04
- メディア: 単行本
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そこで生まれたのが『学び合い』です
教室には早く解ける子もいれば、時間のかかる子もいます。
早く解ける子が教え役になれば、教室に先生がもう1人できたのと同じこと。
そして、教えてもらってできるようになった子が、次は教え役になる、
こうなれば倍々ゲームです。
そんなこと、これまでもやってるよ
という先生もいるでしょう。
実際、ぼくもミニティーチャーと名付けてやっていました。
しかし、
ミニティーチャーは手段
『学び合い』は教育観です。
あくまで「一人も見捨てない」という理念を子どもに伝える必要があります。
そのため、『学び合い』では、教師が子どもを教えることは基本ありません。
例えばクラスで支援の必要な子がいたとします。
その子を担任が教えてしまうと
〇〇さんは教えるのは先生の役目だ
と思ってしまいます。
こうなると、その〇〇さんが困っていることに気がついても手を差し伸べる子がいなくなっていきます。
『学び合い』では、できていない子を担任が教えたり、できている子を褒めたりすることはありません。
教師は子供一人ひとりの学習の進み具合を学級に伝え、行動を促す役目に徹します。
クラス全員がその理念のもと、課題を達成するために、子どもたちが時間いっぱい教えあい、尋ねあうのが『学び合い』です。
まとめ①
- 『学び合い』は「一人も見捨てない」という教育観
- 授業ではその教育観をクラス全体で共有し、子どもたちが教えあう
- 教師は学習の進み具合を可視化したり、言葉にすることで子どもたちの行動を促す
『学び合い』の目指すところは分かったけど、じゃあ実際どうすればいいの?
というところを、次回書いていきたいと思います。
※『学び合い』実践者の方をはじめ、気になるところや、それちがう!ってところはコメントいただければ幸いです。。。