【実践】ココロカラーで気持ちを読み取ろう
こんにちは ディーンです。
今年度の終わりが見えてきましたが、みなさまどんな一年だったでしょうか。
今日は、今年やった実践の中から、子どもたちの評判が良かった
「ココロカラー」を紹介します。
「気持ち」は全部で〇個
人の「気持ち」って何種類あるかご存知ですか?
諸説ありなんですが
大きく分けると8つしかないそうです
喜び 信頼 恐れ 驚き
悲しみ 嫌悪 怒り 期待
この8つの気持ちに強弱を加えて24種類の気持ちが表せるそうです。
研究によってはまだまだあるそうですが、、
これを簡易化し、授業で活用したのがココロカラーです。
実践~物語文~
国語の物語文でよくある
「登場人物の気持ちを読み取ろう」
難しいですよね・・・
大人でも人の気持ちなんてわからんもんです。。。
指導書的な指導だと
「今日は初めの場面を読んで
主人公の気持ちを考えましょう」
といった授業を最終場面まで行うことが多いのではないでしょうか。
僕もこうした指導をしていたのですがうまくいかないことも、、
課題として
- 文字を読むのが苦手な子には大変
- どの表現から気持ちが読み取れるのかがわからない
- 「嬉しい」「悲しい」といった単調な読み取りになりがち
- その結果→教師主導に
そこで、こんな仮説を立てました
- 子どもは「気持ち」にどんなものがあるか知らないのではないか
- 表現を書き写す手間が省ければ参加しやすのではないか
- 色を混ぜる作業を通して、気持ちの重なりに気が付けないか
こうした考えから、感情の種類を調べ
「気持ちを読み取れる所に色を塗る」
という課題を与えました。
これまでも、
鉛筆で線を引く→その箇所の気持ちを考える
という授業はしたことがあったのですが
正解を言おう、と思うのか、意見が出にくかったです。
色を塗るときから、「何色を塗るのか」グループで話し合うことで抵抗感なく取り組むことができました。
色の濃い、薄いで気持ちの強弱を表します。
また、
「それならわたしもやってみよう」
というところは
うれしい気持ちと信頼する気持ちを混ぜ合わせて表現しています
色で表せないところは言葉で書き込んでいますね。
このあと、
青色から緑色に変わるきっかけはどこにあったかな
と問いかけることで、読み取りを深めていきました。
良かったことと反省
良かったことから
- 苦手意識のある子も取り組めた
- 言葉に注目して読み取りを説明できた
- 気持ちの重なり(怖い+怒りなど)
- ココロカラーにない気持ちも読み取った
とくに、普段教科書を開かない子も必死で文字を追う様子が見られたのは良かったところです。
色塗り、というのがハードルを低くさせたのでしょう。
反省もあります。
- 精読には教師の声かけが必要だった
- グループの読み取り→全体への共有に時間が取れなかった
- 色ぬりだけで終わると、大事なことを言語化できなかった
活動は楽しく行えましたが、
どの文章から
どんな気持ちを読み取ったのか
最後は言語化する時間が必要でした。
一方で、そこに時間をかけすぎると普通に場面読みをしたほうが早いのでは、、、という思いも。。
【初雪のふる日✖️音読】
— nin (@nin222) 2019年3月7日
ディーンさん@deen5y のやり方を真似させてもらいました。
①色で感情を、記号で読み方を書き込み。
②班で丸読み
③読み終わったら誰のどの読み方が良かったか交流
④順番を変えて②③を繰り返す
次時は自分の好きな場面を選んで取り組みます。 pic.twitter.com/ZCfznE7UDP
ninさんが、さらに発展させてくれました。
ありがたや・・・
まだまだ研究が必要。
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