ディーンの一言

教える人は学ぶ人。

学びの5W1H~イエナプランとSociety5.0を比べて~

学びの個別化について考え中のディーンです。

 

Society5.0ではAIやビッグデータを活用して個別最適化された学びの場を与える、ということは分かりました。

 

では、一人一人にピッタリあった教育って何でしょうか?

 

考えるヒントとして、学びの5W1Hについて考えてみましょう。

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 学びの5W1H

  • なぜ
  • 誰と
  • いつ
  • どこで
  • どのように

でおなじみの5W1H

 

これを使って学習の在り方について考えてみましょう。

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いわゆる「普通の授業」は教師の計画どおりに授業が進めることを第一にしていました。

「知識伝達型」と言われるものです。

 

一定の知識を与えることができますが、自分で考える力が身につかないことが課題としてあげられます。

 

そうした課題を受けて、次の方針が出されました。

「主体的、対話的で深い学び」です。

 

その結果、次のような授業がよく見られるようになりました。。

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共通の課題に向けて話し合いを取り入れる、という授業です。

 

事後研修で

「対話を取り入れていたが、深まりはありましたか?」

と言われるタイプの授業です。

すいません、僕です。 

 

イエナプランで5W1H

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素晴らしい教育だ!と話に上がることが多いオランダの教育。

最近では名古屋市が取り入れると発表したことでも話題のイエナプランも

5W1Hに当てはめてみましょう。

 

まだ勉強中なので、間違いがあれば教えてください、、

 

www.nikkei.com

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000048-mai-soci

 

イエナプランの特徴は

自分で立てた予定に合わせて学習を行うことです。

一日中、体育だ!と好き勝手にしていいわけではないようですが、

例えば

「分数の計算を習得するのに3日かかる子」と

「1日でマスターできる子」がいたとしたら、

1日でできた子は自分の予定を確認して、次のことをしていいのです。

 

これは、学ぶ「内容」「時」を個人に合わせていると言えます。

また、学習集団は異年齢集団です。

年少者、年中者、年長者の3学年グループを作り、それぞれの立場から学びあったり、教えあったりするのです。

 

Society5.0を5W1H 

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 Society5.0では、学びの個別化やEdtechの活用が強調される一方で

小学校で目指すのはあくまで「基礎学力」と言われています。

Society5.0においては、学校や教師と児童生徒の存在、また、教科書や教材、教室、教育課程といった教育の基本的な構成要素は、今後とも基盤となるであろう。

とあるように、これまでの学校のイメージから大きく変わることはないようです。

 

これまでの「学校」

  1. ITで個別の分析
  2. 地域資源の活用

が加わるイメージですね。

 

個別化できるのはこの3つ

以上のことから、学習の個別化は

「学習形態」、「時」、「手段」

を検討することになりそうです。

 

特に手段については、多くの引き出しが必要になってきそうです。